パワーか、フォースか
公開日:
:
最終更新日:2019/02/13
心理/哲学
デヴィッド・R・ホーキンス著「パワーか、フォースか」
かなり読み込んでいて、私にとってのバイブルになっている一冊です。いろいろあって誰にでもは薦めにくい本なのですが、ハマる人にはかなりハマるので紹介。
宇宙は全てつながっていて、地球という一つの単位で一つのエネルギーが存在しており、またその中でも大小さまざまな単位でエネルギーのやり取りが行われています。これは物理学の中の量子力学でも、宗教でも、トップレベルの指導者やアスリートなどが語り続けていたりします。
全てはエネルギーでできており、あらゆる生命体や物同士でエネルギーの交換を続けているわけですが、その宇宙とつながっている自分は宇宙で起こる全ての物や出来事とつながっているということになります。
そして宇宙とつながっている自分の肉体を通して物事の真実度を測ってしまうというもの。精神的というか宗教くさいというか、いろんな意見が飛んできそうですが、物理学ほど突き詰めると宗教的な学問はないようで、このところそれを実感します。この本は科学的な実証を元に論文として書かれたものだったものですが、参照と取り寄せの回数があまりに多かったため書籍にされたそうです。
さらにこの本のすごいところは、人間の意識や価値観というものについて数百万回に渡って計測し続け、体系化してまとめ、現代の社会構造や歴史の人物や出来事についても明快に読み解いているところです。人間の意識のレベルを1000段階で表現し、それぞれの段階において重要視している価値観がわかります。これによって人間の思考パターンや行動パターンも説明がつくわけですが、自分自身についても周りの人についても同様に計測できるという実践度の高さです。
自分の意識の位置づけがわかり、次に目指すべき考え方がわかります。「計測されるものは改善される」といわれていますが、魂・意識のレベルについても同じことが適用できるようになるのがこの本です。
実際、自分の意識レベル以下の項目はよくわかるけど、それ以上のものは一気に理解度が下がってしまいます。エネルギーや意識・魂の話などは他にもたくさんあると思いますが、「計測できること」と「次のステップを知れること」の2点で特に明確で優れた一冊です。
また、宇宙の全てとつながっているということは、宇宙の中で起こった全ての知識や出来事について潜在的に知っているということでもあります。ということは・・・無限の可能性が広がってきますね。
あと一つなるほどと思ったのは、一般に愛と呼ばれているものが本当の愛ではないこと。愛というエネルギーは1000段階で500というレベル。しかし意識のレベルが500に達している人は世界の人口の0.4%だそうです。いかに一人よがりの愛情だったり寂しさを紛らわせるだけの愛によって人が生きているかがわかってしまったり。人それぞれ定義はあるのでしょうが、本当に愛の意識でもって生活している人は少ないようで。しかし高い意識レベルで過ごすほど気持ち良く生きられるのは確かなようなので、向上をはかっていきたいものです。
ちなみに意識レベル200以下の場合は正確な計測ができないらしいので、一度他の人に測ってもらった方が良いでしょう。コツを掴めば、複数人でバラバラに測ったりしてもびっくりするほど近い値が計測されます。
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Comment
いいよね。この本、好き。
また、読みたくなった。
確かに難しい本で個々のレベルの話に関しては理解できってるとは思わないけれど全体の概念はわかる。
愛って500の意識レベルなんだっけ?
すっかり忘れてた。
ググってどこかでそれぞれのレベルを探そうっと。
自分はあんまりスピリチュアル?なことには興味ないけど、普通定性的なものって思われているものを定量的にまとめあげてるってのは凄いね。
自分も人間工学とかやってたから、どうやって人間の定性的な情報を科学的に定量化するかっていうことでよく悩んでたから、面白そう。
日本に戻って覚えてたら・・・、読んでみます。
ちはる>
おぉ、知ってるんだねぇ。隠れた名著って感じであんまり知られてないので嬉しいね。
Googleでもレベル出てくるね。本が手元にあれば本の方がいいけど。
あとMixiでは、いろんな人とかものを計測して書いてあるコミュとかもあるよ。
ショーヘイ>
俺も理系人間だったしスピリチュアルなものぜんぜん興味なかったなぁ。心理的なものにも興味薄かったし。
しかしいろいろ実体験してみたり、感じたりしているうちにいつの間にか当たり前になってきた。
で、もうちょっと勉強してみると物理学の先がけっこうスピリチュアルなものだと知ったり。
何はともあれ、測定できるってのはやはりすごいね。自分の位置がわかるし何を意識して目指すといいのかもわかるので。
意識のレベルは社会的成功と比例するとは限らないんだけど、幸せ度合いとは比例すると思う。貢献の意識度とも。
もう選挙とか裁判とかこれで決めちゃえば早いんじゃとか、いろいろ考えてしまう。
日本に帰ったらやりたいことたくさんだね。今は今で、思いっきり楽しんでね~。
「パワーか、フォースか」 デヴィッド・R・ホーキンズ
{/kaeru_fine/}
最近は本当に音楽と本ばかり・・・{/face_ase2/}ブログのタイトル変えようかな〜。
今日は「パワーか、フォースか」という…
トラックバック、ありがとうございました。
私もこの本は今後の人生におけるバイブルになりました。自分の「意識レベル」を上げることが今、一番の目標です。
「物理学ほど突き詰めると宗教的な学問はない」・・・なるほど。
私は文系人間ですが、学問を突き詰めるとそっちに行っちゃうっていうの、少し分かる気がします。
初めてブログ拝見しましたが、すごく参考になる記事が多いので、また閲覧しに来ます♪
ポンデさん>
こちらこそありがとうございます。
「ノーベル物理学賞と素粒子とエネルギー」
http://koba.to/archives/2008/10/post_311.html
の記事でも書いたように、この世界は目に見えないもので溢れていますからね。学べば学ぶほど楽しいですね。
意識レベルを上げるには自然に触れたりこういった本を読んだり瞑想をしたりが良いようですね。
お互い切磋琢磨していきましょう、今後ともよろしくお願いします。
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面白そうな本の紹介ありがとうございます。
しかも翻訳者がエハンとその娘さん?
zankiさん>
ありがとうございます。翻訳者のエハンさんはよく存じなかったのですが、講演やワークショップなど幅広く活動されているのですね。面白そうです。
これからも学び続けていきたいと思います。情報ありがとうございます。