健康博覧会2009
公開日:
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最終更新日:2015/06/01
健康
健康博覧会2009に行ってきました。
健康というものは流行に左右されるものではないと考えつつも、やはり最新の会社・製品・情報が集まるこういった場は貴重です。業界の動向も感じ取れます。
業界の動向といえば、今さらながらサプリメントが縮小し、オーガニックが伸びてきていますね。やはり健康を突き詰めた先に行き着く一つの解が食にあるのでしょう。
いろいろと学びや面白かったものがあるのですが、「急成長するオーガニックビジネスの未来像」という対談をシェア。
野菜通販大手らでぃっしゅぼーや(株)の代表取締役、緒方大助さんや目黒にある野菜スイーツ、パティスリー・ポタジエのオーナーシェフ柿沢安耶さん、そしてグッドホープ総研の関根千恵さんの対談でした。
らでぃっしゅぼーやは2009年2月で会員数が96,000世帯。そのうち、月間集計で9割がアクティブだそうです。9割が買い続けているというのはすごい数字ですね。他、契約生産者が2,600(内、メーカー500)、配送トラック(+運転手)が300台、商品数は7,000(90%がオリジナルの自社企画商品)だとか。これで236億円の売上を出しているので、他の業界と比べ生活に密着する商品の強さが窺えます。
主な消費者はやはり主婦なわけですが、何をきっかけに会員になったのかというと、妊娠・出産だそう。結婚ではないことも含め、やはり子供が大事なんですね。
有機農法については、今の有機農法はヨーロッパの気候などを前提とした仕様なのでやはり日本には向かないと。自分も学び感じていたのですが、完全に有機農法を実現するとコストも手間もかかりすぎる割に美味しいものができるとは限らず、効率が悪いですね。ちなみに日本での有機農作物の割合は0.17%、一方イギリスは約10%だそうです。柿沢さんの意見としても、有機はもちろん悪いものではないが、有機かどうかだけの判断は危険とのこと。
ただ、有機は環境のためにという考え方が普及しているのが欧米の特徴です。日本でオーガニックショップやマクロビレストランなどに入ると、男性は自分だけという状況が多々あるのですが、オーガニックショップはアメリカではかっこいいイメージだそうです。若者の出会いの場としても3位となっているそうで。
あと、国産か有機かだとどちらが良いかというのは複雑なところのようです。例えば日本では、納豆はオーガニックが増えているが、アメリカ産や中国産の大豆が多いですね。
緒方さんによると、オーガニックは説教くさい(笑)、これでは広がらないとのこと。日本の主婦は服を買うのは楽しそうなのに、食材を買うのは義務的と。もっと明るく気軽なものにしていく必要がありそうです。
スイスなども意識が高まっていて、例えばスイス産の卵は60円、輸入ものは30円なのですが、それでもスイス人は進んでスイス産を買うそうです。自国のものが良いということを知っているのでしょう。
あと、ビオファというドイツ発祥のオーガニック展示会も年々盛んになっているそう。日本でもやるようなので機会があれば行ってみたいと思います。
日本の主婦の半数以上が安全な食品を求めています。食の安全については今後も意識が高まっていきそうです。
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