2006年07月18日

ピーター・リンチの株で勝つ

ピーター・リンチ著、「ピーター・リンチの株で勝つ」読みました。

やや古い本ですが、証券の歴史における大物の一人ですし、メガイベントの推薦図書となっていることもきっかけです。

普通株式についてはウォーレン・バフェットから多くのことを学んできましたが、ピーター・リンチもマゼランファンドというファンドのファンド・マネージャーとして相当な実績を上げた有名な方です。既に引退してしまっているのが残念ではありますが、本を通して彼の考えに触れられるのは有難いです。ちなみにウォーレン・バフェットは直接の著書はなかったはず。

・アマチュアだからこその強みがあり、プロを出し抜くことができる
・実体価値を元に、適正価格を計算する
・業界と企業の分析に力を入れる
・短期の値動きに惑わされない

など、王道とも言える戦略について詳しく書かれています。このあたりはバフェットはじめ多くの投資家の意見と一致しています。

一方、かなり多くの銘柄を所有することや、ややテクニカルな面からも分析することがバフェットとの違いのようです。このあたりは向き不向きがあるのかもしれません。また、ピーターはあっさりと引退した後投資手法を次の世代に伝えながら余生をゆっくり過ごし、バフェットは資産のほとんどを寄付に宛てるという生き方も興味深いです。

私個人としては少しずつテクニカルな投資にも足を踏み入れつつあります。まだ本格的に動きを変えてはいませんが、投資仲間たちの良い影響を受けつつ練習と勉強を重ね、自分にとってベストな方法を探っていきたいと思います。

ピーター・リンチの株で勝つ

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2006年03月30日

株主総会初参加

某企業の株主総会行ってきました。株式投資歴7年にして、初参加。

有価証券報告書までは常に読んでいましたが、それに伴う報告事項や決議事項については今まであまり見てませんでした。一つ一つ噛み砕いて解釈していくと理解が深まります。

社長はじめ経営陣の方々を見たり会社の雰囲気を知るためにも、長期でしっかり会社に投資する場合は行ってみると良いと思います。

一応、粗品もいただきました。特に高価なものではないのですが、その会社の製品と関連があるものなので、愛着がわきます。

投稿者 koba : 23:20 | コメント (0) | トラックバック

2006年01月26日

東京証券取引所見学

東京証券取引所の見学に行って参りました。かれこれ7年ほどお世話になっているけど、行くのははじめて。よく考えたら20歳学生のときに証券会社の店頭行って以来、取引や手続きは全て電話か郵送、Webのみでした。便利な時代になったのは良いですが、実物は見たいですね。「東証Arrowsは誰でも予約なしで自由に見学できます」とのことなので即断即決で訪問。

手荷物検査をして中へ。自由に動き回れます。ボードや冊子など、会社・証券・取引所などについての説明がたくさん。ETFやREIT、外国株の他、信用取引やデリバティブなどに関してもしっかり説明あったのは少し驚き。

ETFとREIT外国株
社会と証券株式取引のしくみ世界と東証

東証Arrowsのメインともいえるチッカー(電子掲示板)。本物はやはり大きいです。裏側を見ると、やっぱり継ぎ目がありました。3000社を超す上場企業を一周のスペースに載せられるわけないので当然ですね。この掲示板、グルグル回っているわけですが、取引があった銘柄から随時出てくるとか。取引が活発になると回転が速くなるようです。そしてその証拠に15時を過ぎると回転は遅くなりました。

チッカー

それにしてもこの中って仕事しにくくないのかな、視線が気になりそう。透明性をアピールするのは良いのですが。

その他、東京証券取引所の歴史や証券史料ホールも。

東京証券取引所の歴史
東証プラザ・証券史料ホール
東証プラザ・証券史料ホールの中

インフォメーション・テラスという資料・資料館には、新規上場のための手引きって冊子までありました。販売もしていましたが、年間何冊ぐらい売れるんだろう。

新規上場のための手引き

おまけ。サンリオの株券。可愛いです。

サンリオ株券

書ききれませんが、他にも見どころも多く楽しかったです。バーチャルな取引が楽という方も、一度は是非。

その後、兜町界隈をウロついていたらフジテレビの取材に捕まりました。ライブドアに関するコメントを求められたので5分ぐらいしゃべったのですが、使われたのかな。カメラを向けられると、考えまとまってないことに関しても気の利いたこと言おうかなとか思ってしまいますね。ただ、そうやって話すコメントの都合の良い部分だけ切り取って使われるんじゃないかと思うと、マスコミってこわいですね。過去に雑誌の取材受けたときも、話した意味と雑誌の記事を読んだときの印象とは離れてたし。

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2006年01月16日

銘柄スクリーニング(条件銘柄検索)

日本株の売買には、今はE*TRADE証券をメインに使っています。業界最高水準の手数料の安さ、バランスの取れた情報・インタフェースなどが理由です。自分が投資をはじめたときは手数料も自由化されておらず、店頭と電話で注文していたのですが、本当に便利になったものです。

ここでときどき行っているのが日本株の銘柄スクリーニング。最低限の財務安定性を確保しつつ、好業績で割安な銘柄に投資したいわけですが、数千もある銘柄全てを一つずつ見ていくわけにもいかないのでコンピューターに頼るわけです。自分の投資スタンスに合った銘柄を、いくつかの指標の数値で絞り込んでいけば良いわけです。条件としては、例えば

PERが15倍以下
PBRが3倍以下
ROEが15%以上
今期経常利益変化率が0%以上
過去3年平均売上高変化率が0%以上
自己資本比率が20%以上

といった感じでスクリーニングしていきます。数十件ヒットすると思うので、そこから個別に見ていけば良いわけです。業界の将来性、製品の将来性、経営者の考え方などの判断はさすがにコンピューターには頼り難く、自分で見ていくしかないですね。そこが最も楽しい部分でもありますが。

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2005年08月31日

株式投資とは

よく、「株やってるんでしょ、教えてよ!」と言われます。

株を「やる」ってのは日本語的に意味がわからないです。「買う」とか「売る」とか「持つ」とかならわかるんですが、何かゲームかギャンブルと間違えてるのかな、と思ってしまいます。

そもそも、株式は企業の所有権を分割したうちの一部なので、株式を知るにはその企業を知らなければいけません。

東京証券取引所株式取引とは

どのような業界・会社で、どんな製品・サービスを提供しているのか、どこで利益を得ているのか、現在の経営・財務状態はどうなっているか。それが基本であり、最も重要なことです。それを踏まえて価値を判断した上で相場を見るべきですね。

また、最近見た中で、正しい知識が非常にわかりやすく書いてあると感じたのが


細野真宏 「細野真宏の世界一わかりやすい株の本

基礎を学ぶのに非常に有効だと思います。私が勉強しはじめたときもこの本があれば・・・と思える本です。

ちなみに、株式会社の前身となる日本で最初の組織は1967小栗上野介という人が設立した兵庫商社だといわれています。坂本竜馬の海援隊がはじめてという説もありますが、兵庫商社の方が先だったようです。そして、現在の法制に基づいたはじめての株式会社は、みずほ銀行の前身である第一国立銀行です。

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2005年06月15日

バフェットの銘柄選択術

メアリー・バフェット/デビッド・クラーク著、「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」を読み終わりました。私の株式投資においてはウォーレン・バフェット氏が一番の師匠となっているわけですが、この本は他の数冊に比べて実践に近く、バランスが良いです。

基本的な概念と考え方を説明した上で、実際のバフェットの企業の選定基準、投資判断とその根拠についてわかりやすく書かれています。難しすぎず、経験のない人であっても時間をかければ基本がわかるようになっています。

世に溢れている投資本や雑誌を片っ端から30冊読むよりは、この本を3回読み返した方が有用だと思います。

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術


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2005年05月28日

ウォーレン・バフェットに学ぶ投資手法

タワー銘柄など、プロが扱っている銘柄を参考にするのは勉強という意味では有用だと思います。
その中でも、企業の価値を判断する考えを身に付けるためにはウォーレン・バフェット氏の投資手法は非常に勉強になります。また、証券投資の際はバフェット氏に関する本を読むことを強くお奨めしています。

ウォーレン・バフェット氏はビルゲイツに次ぐ、アメリカ第2位の資産家としても有名で投資家としては世界でもダントツの成績を収めています。

投資手法は比較的シンプルで、株の買付=対象企業の保有という考えのもと(元来株式はそういうものなのですが)、利益を生み続ける企業を長く保有して資産増加をはかるものです。

  • 提供する製品やサービスに関して強い競争力を有する、「消費者独占企業」に焦点を定める
  • できるだけ安く買う
  • その企業が良い企業であり続ける限り、長く持ち続ける

鍵になるのは「消費者独占企業」の見極めになりますが、その点に関してはまたいずれ書き進めていきます。

投稿者 koba : 01:54 | コメント (0) | トラックバック

2005年05月26日

タワー銘柄

2004年の高額納税者ランキングで1位になった清原達郎氏が話題になっています。
運用するタワー投資顧問のファンドの運用が好調で、100億円前後の収入を得て約36億9000万円を納税したと言われています。ファンドマネージャーの成功報酬は20%前後が相場と言われており、2004年のファンドの値上率は約100%だったようなので、簡単に計算をすると約500億円の預かり資産を約1000億に増やしたことになります。

注目するのは、清原氏は2004年のみではなく、数年にわたって継続的に結果を残していることで、調査と分析に基づいた根拠のある投資によってこれだけの成績が出せるということだと思います。

清原氏が所属するタワー投資顧問の保有銘柄リストが、5/19の夕刊フジに掲載されています。有価証券報告書、大量保有報告書から参照なので、もちろん現時点保有は不明なのですが、この1年のどこかのタイミングで保有していたのは確かです。何故保有に至ったのかを考えるなど、プロの視点を学ぶための参考にはなるのではないでしょうか。

私が注目していた銘柄もいくつかありました。財務状態の良いバリュー株を対象としているようです。空売りを組み合わせたロング・ショート戦略を使っているというのがプロらしいですが、いくつかの銘柄を選んで財務諸表などを読むだけでも勉強になります。

  • アーネストワン
  • 卑弥呼
  • アシックス商事
  • 細田工務店
  • オーネックス
  • 蔵王産業
  • 藤久
  • オリジン東秀
  • 中央自動車工業
  • 日本電計
  • アルインコ
  • オーハシテクニカ
  • フジ住宅
  • コマーシャル・アールイー
  • ひまわりホールディングス
  • アパマンショップネットワーク
  • トウアバルブグループ本社
  • ダヴィンチ・アドバイザーズ
  • ビジネスワン
  • セゾン情報システムズ
  • ナイスクラップ
  • ガリバーインターナショナル
  • ファースト住建
  • 船井総合研究所
  • サンヨーハウジング名古屋
  • カッパ・クリエイト
  • 秀英予備校
  • ケネディクス
  • 岩崎電気
  • 日本レストランシステム
  • ハードオフコーポレーション
  • 美樹工業
  • 明光ネットワークジャパン
  • 三星食品
  • パーカーコーポレーション
  • 安田倉庫
  • 三栄コーポレーション
  • 第一実業
  • スルガ
  • シークス
  • エスケイジャパン
  • 日本金銭機械
  • オカダアイヨン
  • テイン
  • 日本エスコン
  • サダマツ
  • フェニックス電機
  • 大阪有機化学工業
  • レオパレス21
  • 東洋ビジネスエンジニアリング
  • ベンチャーリンク
  • 加賀電子
  • エー・アンド・デイ
  • デジタルアーツ
  • シチエ
  • 藤倉ゴム工業
  • リロ・ホールディング
  • エスケー化研
  • ナガホリ
  • 電気化学工業
  • 九州リースサービス

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2005年04月25日

決算書の読み方

渋井真帆著 「あなたを変える『稼ぎ力』養成講座 決算書読みこなし編

軽く流し読んだ程度ですが、非常にわかりやすかったです。一冊で決算書の基本と、さらにもう一歩踏み込んだ部分まで理解できます。大まかな会社の財務状態がわかり、小規模な会社経理・投資ができます(そもそも私もそのレベルまでしかわかりませんが)。

決算書を読むことは、株式投資をする上でも必須事項です。決算書を読んでないけど利益出してるという人、その人は投資をしているのではなくギャンブルで勝っているのに近いです。もしくは、売買の「手法」に投資しているのであって「株式」に投資しているわけではありません。

株式とは会社の所有権を分割したものです。会社に投資するなら会社の状態は把握しましょう。サラ金だって、人にお金を貸すときはその人の借金残高ぐらい調べますよね。

また、自分自身の財務諸表を書いてみることも、財務状態を知る上でも練習の意味でも非常に有効です。

あなたを変える「稼ぎ力」養成講座 決算書読みこなし編

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2005年04月08日

ウィルコム(4)(投資判断)

ウィルコムの筆頭株主はカーライルの60%。当然上場していないので、一般投資家は手を出すことができない(富裕層対象のファンドが存在している可能性も大きいので、もしご存知の方がいたら教えてください)。
次いで京セラの30%。こちらは普通に東京証券取引所に上場している。2200億の30%なので660億円分のウィルコム株を保有していることになる。京セラの株主資本は連結で約1兆1000億なので、総資産の6%がウィルコム株ということになる。その6%のウィルコム株が、仮に今後(3年間ぐらいかな)年間50%上昇し、その他の部分で5%(2004年3月期のROEは6.31%)の利益を上げていれば、京セラの評価額は
50[%]×0.06+5[%]×0.94 = 7.7[%]
うーむ、思ったほどは上がらないか・・・。仮に年間100%ずつ上昇すれば
100[%]×0.06+5[%]×0.94 = 10.7[%]
親会社を買っておくというのは、母体が大きいとさすがに効率が悪いですね。

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2005年04月07日

ウィルコム(3)(企業価値)

2005年2月1日のカーライル・京セラ・KDDI3社による買収・再編で動いたのは2200億。
2004年度3月期の決算によると、売上1840億、営業利益211億。ユーザー数は300万程度なので、客単価は5000円強の計算になる。

将来どこまで伸びるか。自分の周りでは、かなり話題が持ち上がっている。仲間とまとめて買い換えちゃおうかって話も出ている。仮に3年後にユーザー数500万になると、定額制の影響で客単価は若干減少したとしても5000円。売上は5000×500万で2500億。そのときの営業利益は、広告宣伝費が多少増加していたとしても500億近くになるのではないだろうか。もう少し受け入れられてユーザー数1000万人を達成すると、売上は5000×1000万で5000億となる。こうなると営業利益は1000億も夢ではない。こうなればウィルコムの評価額は1兆円を超える。もちろん何があるかわからないが。

ちなみに2005年3月末現在の加入者数は、NTTドコモ4800万、AU2000万弱、ウィルコムは300万。十分あり得る数字ではないだろうか。もし携帯各社の成長が遅れれば、ウィルコムが5年後3000万になったとしてもおかしくない。

impress ケータイWatch「携帯・PHSの契約数、3Gサービスが3,000万突破

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